2015年3月15日
小金沢(大菩薩)連嶺:日帰り
丸川荘:挽きたてコーヒー飲みながら春を感じる。

丸川荘のご主人作の手彫りマグカップ。


丸川荘のコーヒーを飲むためにお出掛け。

大菩薩連嶺の稜線上にある丸川荘では、注文を受けてから豆を挽いてくれる本格派のコーヒーを楽しむ事ができる。コップを持参すると50円引きになる特典付き。そして、丸川荘のご主人は木彫り職人であり、手彫りのコップなども販売している。以前、訪れた際に山桜コップを購入している私は、言うまでもなくマイコップ持参だ。

近所の喫茶店にでも行くような気軽な感覚だが、この時期はまだ山道に雪が残っていて油断はできない。
準備おさおさ怠りなしで出発だ。

※昨日、このエリアにて道迷いによる遭難救助があったのでご注意下さい。




春先らしく寒さが和らいできました。


本日の天気予報はあまりよろしくなかった。しかし、起きてみると星空が出て穏やかそううな天気となっている。晴れて不都合な事など何もなく嬉しいばかり。ヨメに丸川峠分岐駐車場まで送ってもらい、稜線上にある丸川荘目指して出発した。

日の出前でも凍てつくような寒さは感じられず、春先らしく歩くのに丁度良い気温だ。昨日は雪が降ったらしく、うっすらと積雪しており、ほんの一部に凍結箇所はあったがアイゼンの出番はなさそうだ。とは言え、思いっきり滑った形跡があったので油断はできない。

こんな山道を鼻唄混じり(思いっきり油断中)で歩くこと80分。程良く汗ばんだところで丸川荘に到着した。

ガラガラ、「こんにちはー」。

良かった、開いていた。丸川荘はご主人が一人で切り盛りしているため、留守にしている事もある。(事前に連絡しておけば大丈夫)

早速、マイコップを出してコーヒーを注文。

朝の静けさに薪の燃える音とコーヒー豆を挽く音が心地よい。そして、よい香りと共に出されたコーヒーをゴクリと飲む。

ふぁ~、至福。
今日の山行はもう満足です。

春の訪れを告げる雪の斜面に見られる模様。(写真では分かり辛いか・・・)


その後、ご主人と3時間近く話して、付近の歴史やこの山域における過去の様子、春の訪れを告げる現象など興味深い話をタップリと伺った。「意外とアニメも好き」と、結構なお歳で木彫り職人でもあるご主人からは想像できないお茶目な一面も垣間見る。

話し込んでいる間、丸川荘の前を何人かの登山者が素通りしてゆく。ああ、立ち寄ってこのコーヒーを飲んで欲しいなぁと、余計なお世話ながらつい思ってしまう。

さて、天気も崩れず安定しているので大菩薩嶺まで周回してみるか。「また来ますー」と挨拶して丸川荘をあとにする。

軽い足取りで大菩薩嶺を越え、雷岩で出会ったスイスでハイキングガイドをしている若人に丸川荘のコーヒーを強くお勧めしておく。そのまま唐松尾根を下山し、ボイラー工事からようやく営業を再開した『大菩薩の湯』で汗を流して帰宅した。

樹林の影で縞模様。


大菩薩嶺にタッチ。


先日営業を再開した『大菩薩の湯』で汗を流し、夜風に当たりながら夜景を眺めます。

気持ちよく歩いて山小屋で喫茶。何て健康的なのだ。
本日の山行費用、コーヒー代350円(50円割引)、お風呂代300円(甲州市民プライス)、お土産に『番屋茶屋』の春秋限定よもぎまんじゅう2ヶ300円(旨い!)。うーむ、何て安上がりなのだ。

ん?・・・ああーっ!!
コーヒー代を払ってないっ!!!

話に夢中になってしまい、すっかり支払いを忘れていた。
す、すいませんでした・・・。

※その後、丁度下山してきた丸川荘のご主人に偶然出会って支払う事ができました。

漫画的山行記録

コーヒーを飲むため丸川荘へ。

早朝ですがすっかり夜明けが早くなりました。

復讐に燃える野ウサギ(違)。

昨日雪が降ったようでうっすら積雪がありました。

コーヒー目指して黙々と登ります。

お日様とご対面。

春はもうそこまで来ています。

ここを登ればもうすぐ丸川荘。

丸川荘に到着。

静かな山中で挽きたてコーヒーを頂きます。

ああ、至福。
(至福過ぎて写真ナシ)

丸川荘の前では春の訪れを告げる模様(縦線)が雪面に浮かびます。

丸川峠から富士山。

折角の天気なので大菩薩嶺にも行ってみます。

樹林の影で縞模様。

大菩薩嶺山頂が見えてきました。

ペタ。

宙に浮かぶ赤石山脈。

霞んでいる富士山。

雷岩から唐松尾根を下ります。

福ちゃん荘の鉢植え(?)。

唐辛子も絵になる。

ロッヂ長兵衛まで下ってきました。

丸川峠分岐駐車場まで戻って山行終了。

帰りに金比羅神社に寄って行きます。

だ、誰だっ!

二百二十四の石段があるそうです。(数えてません)

石段脇には多くの石仏があります。

立派な鳥居。

金比羅神社です。

雲峰寺にも寄り道。

立派な仁王像が睨みを利かせています。

大菩薩峠登山口バス停の前にある『番屋茶屋』にも寄り道。春秋限定のよもぎまんじゅうをお土産に購入。

丸川荘のご主人の作品がありました。

帰りには、ボイラー工事が終わってようやく営業を再開した『大菩薩の湯』で汗を流していきます。

風呂上がりでサッパリ。夜風に当たり、遠くに夜景を眺めながら帰ります。

お疲れ様でした。

最後におまけ。

丸川荘のご主人作の手彫りマグカップ。コースターは頂きもの。

どうですか、ステキでしょう。

おわり

漫画的山行記録
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本日の山行情報

単独行/日帰り/ハイキング/自宅から徒歩

大菩薩嶺(だいぼさつれい)
標高2057m
詳細(外部リンク)

本日のスケジュール

丸川峠分岐駐車場[着] 06:25 - [発] 06:25
 ↓ 80分 
丸川荘[着] 07:45 - [発] 11:30
 ↓ 55分 
大菩薩嶺[着] 12:25 - [発] 12:25
 ↓ 5分 
雷岩[着] 12:30 - [発] 13:15
 ↓ 120分 
金比羅神社[着] 15:15 - [発] 15:45
 ↓ 5分 舗装道路
番屋茶屋(大菩薩峠登山口バス停)[着] 15:50 - [発] 18:10
 ↓ 5分 舗装道路
大菩薩の湯[着] 18:15 - [発] 18:15

行動時間:4時間30分(休憩含む)

本日のおすすめ(お土産/温泉情報)

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