震災後、余震、ライフラインや物資の流通など落ち着いてきたところなので、これまで購入した山アイテムを携えてトレッキングを再開した。
今日は私の誕生日ということもあり、バースデー登山だ。
今回は奥多摩駅付近に駐車し、ヨメと石尾根縦走路~雲取山を2日かけて歩くスケジュール。
久しぶりの山歩きで少々不安要素もあったが、まだ未使用のハイドレーションやシュラフを試したい欲求の方が勝っている。
お楽しみは以下の通り。
1. ハイドレーションシステムで快適登山!
2. 初めての山小屋泊(雲取山荘)!
3. myクッカーで山頂で山飯をかっ喰らう!
4. 新品シュラフ(#3)でぬくぬくと就寝
5. 東京都最高峰、雲取山(2017m)登頂!
氷川キャンプ場に駐車(1日700円)して、準備を始める。
ワクワクしながらハイドレーションに水を入れると、ホースの差し込み口から水がダダ漏れ状態。
10分ほど難儀した結果、差し込み口のゴムパッキンがない不良品だったことが判明・・・。
泣く泣くウォーターバックとして持って行くことに。
1. ハイドレーションで快適登山! →早速、実行できず
気を取り直して登山口に向けて出発。
なかなか味わいのある風景の「むかし道」を進んでいくが1時間以上歩いても一向に登山口の気配がない。
最終的に車道に出てしまう始末。
近くの交番で道を尋ねると、だいぶ通り過ぎていたらしい。
石尾根登山口の標識があるだろうと安易に考えていたが甘かった。(多分見過ごしただけ)
来た道を引き返し、何とか登山口まで辿り着いたものの、気分体力ともにガタ落ち。
気を取り直して登り始めると、今度は腹がグーグーなってきた。おにぎり1個の朝ゴハンでは全く足りなかったらしい。
というか、登山口まで辿り着くのにここまで疲労するとは想定外だ。
たまらずチョコを食べて回復。(チョコの回復力、すげぇよ!)
最初の目的地である六ツ石山までは永遠と思えるほどに遠かった。
ニセ山頂に幾度となくだまされ精神的ダメージも蓄積されていく。
足取りも重く、登山口までのタイムロスを差し引いても、スケジュールが大幅に遅れていてテンションが下がる一方。
予約していた山小屋への到着は無理と判断して、かろうじて電波の繋がる携帯でキャンセル、予定より手前の山小屋に宿泊先を変更した。
2. 初めての山小屋泊(雲取山荘)! →どう考えても無理。ネットで参考にした山行スケジュールはトレイルラン用か?
ようやく辿り着いた六ツ石山山頂で多少息を吹き返したが、尾根と巻き道の分岐点に差し掛かると迷わず巻き道を選択。
焦燥」というか「憤慨」というか、えも言われぬ精神状態で進んでゆく。
力なくずるずると引きずられ、その役割を全うできないダブルポールが余計に情けない。
日も暮れ始めたころ、通過ポイントの鷹ノ巣避難小屋が見えてきた。
避難小屋は緊急時のみに使用するものと考えてたが、疲労と空腹が最高潮のまさに今が緊急時。
中をのぞいてみると、先客が何人かいて予想以上に綺麗で快適そう。
本日は避難小屋で宿泊することにして、グーグーなっている腹を満たすため、買ったばかりのアルコールバーナーで初めて山飯を作る。
アルファ米に固形のキノコ卵スープとネギをぶち込んだ雑炊。
これ、感動的な美味さ!
食後にはヨメからサプライズケーキもご馳走になって、ひもじかった私のお腹も大満足。
空腹に勝る調味料ナシ!
3. 山頂で山飯をかっ喰らう! →「山頂」ではないにしろよくできました!
大幅な予定変更になったとは言え、終わりよければ全てヨシ、だ。
が、布団貸し出しの山小屋泊を想定していたため、ヨメはシュラフを持ってきていなかった・・・。
お楽しみに持ってきたシュラフをヨメに使わせ、私はありったけの防寒着を着こんで寝ることに。
同じ避難小屋にいた方の勧めで、小屋の備品であるブルーシートを敷布団に、プチプチの梱包材を掛け布団代わりにさせてもらった。
当然ながら寒かった・・・。
4. 新品シュラフ(#3)でぬくぬくと就寝 →ヨメ曰く、かなりヌクヌクだったらしい。
【タメにならない豆知識】
プチプチ掛け布団は保温性、重量感ともに「無」に等しいゾ。
ちなみに、鷹ノ巣避難小屋はちょっとしたホテル並みにキレイ。
トイレ(紙は持ち帰り)もあり、5分ほどのところに水場もある、避難小屋として考えればリゾート環境と言っても差し支え無いのでは。
と言うか、まだ他の避難小屋を知らないだけかも・・・。