2013年8月14日
八ヶ岳:2日目
編笠山:はじめて目にする赤い赤岳。

流星群を見るチャンス到来。

突然の思い付きで出発した今回のそうめん山行(昨日の記事参照)だが、出発前にペルセウス座流星群情報を入手している。
せっかくなので早起きして空を眺める事にした。

写真では真黒ですが満天の星空です。想像して下さい。


3時起床。

思いの外、気温が低く、ヘネシーハンモック泊の私は凍えての起床となった。

空を見上げると天の川が横たわる満天の星空。
ペルセウス座が何処に位置するかわからずとも、適当に眺めているとちらほらと流星が視界に入る。

そして視界の端から端まで尾を引く流星が流れる。

こんなモノを見せられては、昔話の強欲じいさんのように欲が出てしまって、空のあちこちをキョロキョロと見渡してしまう。
昔話の展開通りにその後、流星を見ることは出来なかった。

それでも軽い気持ちで見たオマケにしては、思いがけなくお得感があって大満足。
この気分のまま、今度は編笠山山頂で御来光を拝むために、暗いうちから青年小屋を出発する事にした。

気持ちの良い静けさの編笠山山頂。


青年小屋から編笠山への登りはゴーロ帯(大きい岩がゴロゴロしている所)。
辺りはまだ真っ暗なため、ヘッドランプの光と岩に記された印を頼りにゴーロ帯を登る。

振り返ると稜線と空との境が白んできた。
御来光は山頂で見たい!なんて欲は捨てて、着実に足元を選んで山頂を目指す。

難なく山頂に到着。
日の出まではまだ時間がある。

編笠山の名の通り、丸っとした山頂には誰もおらず、気持ちの良い静けさ。赤岳へと向かう稜線も夜が明けつつある空にクッキリと浮かび上がり、日の出までの時間を過ごすにはいい静けさだ。

昨日、青年小屋からキレットを越えて念願の赤岳へ行ったヨメも、感慨深く稜線を眺めている。
実際に歩いた稜線なだけに嬉しさもひとしおだろう。

いよいよ編笠山に夜明けが訪れようとしている時、一足先に朝日を浴びている赤岳が赤く染まっていた。

赤い赤岳。

今まで赤岳を『赤い』と思った事は一度もなかったが、今まさに赤岳だけ赤く染まっている。
命名した人もきっとここから赤い赤岳を眺めていたに違いない、と勝手に想像してしばらく感慨にふけさせてもらった。

赤岳だけ赤く染まる。


編笠山からおはようございます。


編笠山の名の通りの山容が影となって延びています。

編笠山にも訪れた御来光を拝み、山頂で朝食。
その後、下山後の風呂とソフトクリームを楽しみにしながら山頂を後にした。

昨日のそうめんに始まり、流星群に、赤い赤岳。
期間こそ短かったが、思いがけないオマケが充実したよい山行となった。

本日の写真

青年小屋のテン場からペルセウス座流星群。全然わかりませんね。

ヘッドランプを頼りに編笠山のゴーロ帯を登ります。(振り返って青年小屋方面を撮影)

山頂間近。

静かな編笠山山頂。

あとは日の出を待つばかり。

小淵沢方面は雲海の下。

御来光を待つ八ヶ岳。

ヨメも御来光待ち。

赤岳だけが朝日に赤く染まる。

おはよう八ヶ岳。

おはよう山梨。

おはよう編笠山。

cafeふくろうオリジナルドリップパック。おいしいよ。

あっという間に雲が上がり、赤岳は雲の中。

綺麗な山容の編笠影がのびる。

うっすらと甲斐駒、北岳が見えます。

さーて、下山しよう。

空は真っ青、日焼け注意。

慌てずに行きましょう。

淡々と下っていきます。

まだ涼しげ。

目が癒されるー。

観音平駐車場はもうすぐ。

無事に到着。お疲れさまでした。

本日の山行情報

複数人山行/2日目/テント泊/ハイキング/マイカー登山

編笠山(あみかさやま)
標高2524m
詳細(外部リンク)

本日のスケジュール

青年小屋[着] 04:20 - [発] 04:20
 ↓ 30分 舗装道路
編笠山[着] 04:50 - [発] 06:35
 ↓ 90分 
押手川分岐[着] 08:05 - [発] 08:15
 ↓ 85分 
観音平[着] 09:40 - [発] 09:40

行動時間:3時間25分(休憩含む)

本日のおすすめ(お土産/温泉情報)

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