2011年9月11日
八ヶ岳:2日目
権現岳:振り返ればブロッケン。

御来光が見れると思ったのに・・・。


テント泊をするといつも寝過してしまう。

19時くらいに寝る。
 ↓
24時くらいに一端起きる。
 ↓
2時くらいまで寝れない。
 ↓
寝過す。

これがいつものパターンだ。

そこで今回は21時頃まで頑張って起きて、それから寝てみることにした。
夕方、眠そうな子供を励ましながら遊ばせる母親の気持ちを少しばかり理解できた感じだ。

試みは成功。

ヘンな時間に電源切り忘れの携帯アラームに起こされてしまったものの、いい時間帯に起きることが出来た。

辺りはまだ暗く、星空が出ている。
これほど見事な星空を見てしまうと、否が応にも御来光への期待は高まる。

そそくさとテントを撤収して暗いうちに出発。
御来光ポイントは権現岳に向かう途中の見晴らしの良いツルネ辺りか。

もう少しで日の出なのにガス!


東の空が染まりだし、いよいよ日の出ショーの始まりかと思いきや、ガスってきた。
このタイミングでガスとは実に憎々しい。

あっという間に辺りはガスで包まれ、とても御来光どころではない状態に、しょうがなく先に進むことにした。
せっかく起きれたのに残念。

本来なら見晴らしが良いはずの稜線を淡々と歩いていると、すでに昇りきった太陽がガス越しにうっすら見えてきた。
そして見る見るうちにガスが移動してゆき、太陽がぽっかりと顔を出した。
御来光こそ見れなかったが、荒々しい雲海上で燦然と輝く太陽を眺めるのもなかなかオツなものだ。(日焼けには注意!)


おお、これがブロッケン現象か!


何気に後ろを振り返ると、私の影がガスに写り込み、7色の後光がさしているじゃないか!

「おお、これがブロッケン現象か!」

はじめてのブロッケン化にテンションは上がり、時間とともに遠のく影をバチバチと激写。
シャッターを押す指も興奮気味だ。

短時間だったが、いいものを見させてもらった。
なんだかすでに下山した時の満足感だ。

やぁ、お疲れさん。


ブロッケンテンションのまま、気分良く権現岳で記念写真(他人の)を撮り、颯爽と下山。
前三ツ頭を過ぎたあたりからは傾斜が緩やかになり、整備された山道を鼻歌交じりでスイスイと下山できる。

そして難なく天女山駐車場へ到着。
昨日の山行スケジュールの疲労を温泉で癒し、帰路についた。

本日の写真

日の出前の赤岳。

あっという間にガスの中へ。。。

御来光見れなかったけど、しょうがないよね。

ガスがかかり、一気に冷え込んできたツルネ。

おっ、ガスの中、お日様が。

赤岳、阿弥陀岳の山頂がちょっと出た。

お日様、出た。

おおっ、ブロッケン現象!

赤岳、阿弥陀岳もすっかり出現。

北アルプスも見えます。

源治ハシゴを登って、来た道を振り返ります。

分岐点。

富士山を眺める権現様。

富士山が雲からチラリ。

北岳に甲斐駒ケ岳も雲からチラリ。

権現岳山頂。

歴史のありそうな小さな祠。

いやぁ、結構結構。

ミニ神社。

なんだろう。何かある。

三ツ頭。

こんな感じの山道が続きます。

視界が開けた。

マツムシソウの咲き始め。

まだまだ咲いてます。

存在感のある岩。

トリカブトの咲き始め。

励ましの看板。

突然、立派な標識が。

天の河原(あまのかわら)。駐車場はもうすぐ。

無事到着。

本日の山行情報

単独行/2日目/テント泊/ハイキング/マイカー登山

旭岳(あさひだけ)
標高2672m
権現岳(ごんげんだけ)
東峰:標高2715m/西峰(ギボシ):標高2700m
詳細(外部リンク)
三ツ頭(みつがしら)
標高2580m
前三ツ頭(まえみつがしら)
標高2364.4m

本日のスケジュール

キレット小屋[着] 04:50 - [発] 04:50
 ↓ 25分 
ツルネ[着] 05:15 - [発] 05:40
 ↓ 40分 
旭岳[着] 06:20 - [発] 06:20
 ↓ 40分 
権現岳[着] 07:00 - [発] 07:15
 ↓ 40分 
三ツ頭[着] 07:55 - [発] 07:55
 ↓ 20分 
前三ツ頭[着] 08:15 - [発] 08:15
 ↓ 100分 
天女山駐車場[着] 09:55 - [発] 09:55

行動時間:4時間25分(休憩含む)

本日のおすすめ(お土産/温泉情報)

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