2011年10月10日
尾瀬:3日目
尾瀬ヶ原:尾瀬満喫の旅も最終日。

エマージェンシーシートにくるまるおっさん。こちらも大助かりでした。


今日は氷点下までは冷え込まなかったようで霜が降りていない。
念のためエマージェンシーシートを敷きつめていたのも良かったのか、寒くて起きることなく熟睡することができた。

本日は特に慌てることなく、尾瀬ヶ原を竜宮十字路まで歩き、富士見峠を越えて駐車場まで戻るのみ。
朝のマッタリした時間を過ごしつつ、ボチボチ出発することにした。

今朝は朝靄も出ておらず、晴天とまではいかないが視界は良好。
正面に燧ヶ岳を捉えながら歩く尾瀬ヶ原もまた格別だ。

昨日は至仏山に向かい歩き、今日は燧ヶ岳に向かって歩くなんて、尾瀬ヶ原三昧もいいところだ。
ここまで満喫すると離れるのも名残惜しい気持ちになる。

燧ヶ岳へと延びる木道。


池塘に写り込む燧ヶ岳。


雄大な燧ヶ岳に向かうヨメ。

竜宮十字路で持参した最後のリンゴをかじり小休止。(山中でのリンゴはオススメです!)
そして富士見峠目指して八木沢道を進み、尾瀬ヶ原を後にした。

八木沢道は主だったピークこそないが、露岩の多い急坂箇所がある。
しかし、周囲の登山者と比較することなく、自分のペースで歩けば休むことなく登ることができる。

この『自分のペースで』というのがなかなかの曲者で、速いペースの登山者に追い抜かれようものなら、「うぉーっ!負けるかぁあああ!!」と闘争心が湧き出てしまう。
ただ、私の場合は追い抜かれて闘争心が沸く相手と、そうではない相手を何かしらの要素で見分けている節がある。

通常の子供 → 子供は元気が一番。許す。
恰好いいウェアの子供 → テメェ!ジャージ着ろ!負けるかぁ!

簡単に自己分析してみたが、なかなか大人げない結果に。

何にしろペースが乱れると疲労はするし、休憩が多くなり逆に時間もかかってしまうことをこれまでの山歩きで身にしみている。
おかげで自分のペースを乱すことが少なくなり、楽に歩けるようになったものだ。
『自己探求』大好きな私が、山歩きにハマってしまったのも頷ける、と独り納得しながら富士見峠へと歩いてゆく。

初日から感じていたことだが、ザックの重みが腰骨に掛かっていよいよ痛くなってきた。
腹巻きでも巻きたいところだが都合よくある訳もなく、あれこれと難儀しながら背負っていた。

ふと、今背負っている60リットルの赤ザックは背面長を調整できることを思い出し、試しにいじってみた。
背負ってみると驚くほどにラク!

山行最終日、尚且つもうすぐ下山というところで基本的な調整に気が付くとは我ながらウッカリだが、次回は快適に背負えそうだぞ、赤ザック。

燧ヶ岳が見えるナイスロケーション。


富士見峠の手前までくると、綺麗な池(池塘?)が現れる。
水面には青空が映し出され、その向こうには燧ヶ岳が見えるナイスロケーション。
登山客が入れ替わり立ち替わりキャッキャと撮影しているが、そんな気分になるのも理解できる景色だ。

そして富士見峠に2日振りに戻ってきた。
ここから富士見下の駐車場まで、砂利の林道を淡々と下ってゆき、尾瀬満喫3日間の旅を無事に終えることができた。

本日の写真

木道は右側通行。

名残惜しいが至仏山から離れていく。

リンドウ?

燧ヶ岳に向かって直進。

周囲の景色が池塘(湿地帯の水溜り)に写り込む。

池塘に写る燧ヶ岳の雄姿。

さざ波の立たない池塘は鏡のよう。

秋の色合い。

燧ヶ岳、カッコいいなぁ。

雄大な燧ヶ岳に向かうヨメ。

燃え尽きたのか真っ白に。

秋の代名詞、ススキ。

尾瀬ヶ原は何処を撮っても絵になる。

金一色。

木道は続くよ。

秋らしい巻雲。

竜宮十字路。ここから富士見峠まで登ります。

尾瀬ヶ原の見納め。

コンパクトデジカメでは色彩の再現がイマイチ・・・。

秋の樹林帯歩きも悪くない。

長沢沿いの長沢新道を登って行きます。

長沢。

まずはなだらかな斜面。

木道も整備されています。

露岩が多く、急坂になってきた。

斜度がきつくなってくる。

長沢頭。急坂はここまで。

緩い坂の木道が続きます。

空に伸びるブナ?

休憩ベンチのある『土場』。日当たりがいいです。

峠付近の池塘(?)。燧ヶ岳がよく映えます。

富士見峠に戻ってきました。

「富士見」と言うくらいだから富士山が見えるのか・・・?

アヤメ平を歩く登山客が見えます。今度は歩いてみたい。

いい色!

田代原まで下りてきた。

麓の方はまだまだ青い。

ゲートが見えてきた。

駐車場に到着。

本日の山行情報

複数人山行/3日目/テント泊/ハイキング/マイカー登山

尾瀬ヶ原(おぜがはら)

詳細(外部リンク)

本日のスケジュール

山ノ鼻[着] 06:40 - [発] 06:40
 ↓ 60分 
竜宮十字路[着] 07:40 - [発] 08:30
 ↓ 115分 長沢新道
富士見峠[着] 10:25 - [発] 10:35
 ↓ 85分 
富士見下[着] 12:00 - [発] 12:00

行動時間:4時間20分(休憩含む)

本日のおすすめ(お土産/温泉情報)

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