2014年2月9日
山形の里山:日帰り
千歳山:大雪。つまりラッセルチャンスだ。

大雪で電車、バス運休のため山歩きに行ってきます。


訳あって山形在住の私だが、一旦千葉の自宅に戻る事となった。
が、大雪で飛行機、電車、バスの欠航、運休が相次ぐ。

東京では45年ぶりの大雪だったようで、関東方面への便は全て止まってしまった。
私が予約していたバスの便ももれなく運休だ。

それならば、ラッセル。
どうせ帰れないなら、積もりたての山道をザクザクと歩くチャンスだ。

とは言え、山歩き装備は千葉の自宅へ送ってしまい手元にはなく、レインウェアを羽織るだけ。防水グローブもない。
そんな状態なので、近所にある山形のシンボル的里山『千歳山』を軽く散策する事にした。




千歳山公園で膝ぐらいまで雪に埋まる程の積雪。


雪国では恒例の儀式である『雪掻き』を済ませてから出発。

行く先々では皆さん総動員で雪掻きに励んでいる。
さすがに慣れているのか、家の前から道路まで綺麗に除雪され、子どもたちも(遊びながら)手伝っている光景が何とも雪国らしい。

しばらく歩いて、まったく除雪されていない千歳山公園に到着。

平地なのに膝ぐらいまで雪に埋まる積雪。
これはラッセルトレーニングに打って付けだな。

ウキウキしながら登山口へ向かうと、既に先行者のトレースがありちょっとガッカリ。
しかし分岐点からの山頂方面は、昨日からの積雪そのままのまっさらな状態だった。

おっ、いいですねぇー!

昔は『雪』や『寒さ』が大嫌いだったのに、まさかこの状況でテンションが上がってしまうとは自分でも驚きだ。
最近では雪が降ると嬉しくなり、雪解けが進むと名残惜しさを感じてしまうようにもなった。

楽しみを見つけると、こうも違うモノなのだな。
※それなりの防寒装備が無ければ寒いだけです。

昨日から降り続いた雪は程良く湿っていて、雪合戦には持って来いの雪質。
こんな雪質でも積もりたてのためか重くはなく、快適にラッセルトレーニングができる。(快適じゃトレーニングの意味ナシ?)

別ルートと合流すると先行者がいるようで、トレースが明確に残っていた。
これにてラッセルトレーニングはあっさり終了。

少々残念だったが、大雪の日でも登られるなんて、愛されてますな、千歳山。

トレースを辿って山頂へ到着。

山頂展望台からは、本来なら山形の街並みを見渡せるところ、雪ではなくガスで真っ白。
一息ついて、早々と下山する事にする。

萬松寺方面の山道はトレース無しのまっさらな状態。


萬松寺方面への下山道はトレース無しのまっさらな状態。

おおっ、いいですねぇー!

こちらの山道は、一部、急な岩場があるため、甘く見ると痛い目に遭ってしまう。
雪が締まっていないこの状態でシリセードなどしようものなら、雪に埋もれた岩に尻を強打してしまうだけだ。

用心深く雪に埋もれた足場を探りつつ下る。
そして、登ってきた方とすれ違い、またしてもラッセルトレーニングはあっさり終了した。

萬松寺側から登ってきた方は雪山装備で、千歳山公園側から登っていた方はジャージに長靴の日常的散歩スタイル。
こんな小さな里山でも、山道によって歩きのスタイルがキッチリと分かれるところが面白い。

何にしても愛されてますな、千歳山。

難なく下山して、『千歳山こんにゃく店』に寄り道。
千歳山に来たならココは外せない。

せっかくなので定番の名物『玉コン』ではなく、『やきそばこん』(500円)なるモノを頂きます。

麺の代わりに糸コンを使った、10人中9.5人は想像できるだろう『やきそばこん』。
具だくさんで、塩ダレが糸コンによく絡んでウマイッ!
糸コン同士がまとわりつく独特のすすれない感を堪能だ。

こうして装備もなく、予定にもしていなかった山歩きは『やきそばこん』で締めくくられた。
さて、今日は帰れるだろうか。

千歳山に来たからには『千歳山こんにゃく店』は外せません。


糸コン同士がまとわりつく独特のすすれない感をたっぷりと堪能できる『やきそばこん』。


そして軽いお土産にはコレ。『おしどりミルクケーキ』。(山形の県鳥はおしどりです)

漫画的山行記録

大雪で交通機関マヒ。

嘆いてもどうにもならないので山に行ってきます。

出勤前でも絶望しないで。

取りあえず近場の千歳山に行ってみます。

千歳山公園。この辺りは膝くらいまで積雪。

こんな日でも既に先行者がいるようです。

途中からトレース無し。ラッセルトレーニングにはもってこい。

善光寺岩。

雪とガスで真っ白。

もっと寒かったら綺麗な結晶が見れたかな。

ツンツンしてます。

萬松寺方面の山道はまっさら。テンション上がるぅ。

一部、急な岩場があるので注意。

伝説の残る阿古耶松。

この辺りでも出ますか。

稲荷神社の三連鳥居。

萬松寺の墓地に下りてきました。

新雪の散策終了。

千歳山と言えば・・・、

『千歳山こんにゃく店』は外せません。

『やきそばこん』500円也。ウマイッ!

山形の隠れ名物『パインサイダー』。個人的にはノーコメント。

そして山形と言えばコレでしょう。

おしどりミルクケーキ。

子供の時から思ってましたが、全然『ケーキ』じゃないよね。

おわり

漫画的山行記録
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本日の山行情報

単独行/日帰り/ハイキング/自宅から徒歩

千歳山(ちとせやま)
標高471.3m
詳細(外部リンク)

本日のスケジュール

近所のスーバー[着] 09:40 - [発] 09:40
 ↓ 20分 舗装道路
千歳山公園[着] 10:00 - [発] 10:00
 ↓ 40分 
千歳山[着] 10:40 - [発] 10:45
 ↓ 25分 
萬松寺[着] 11:10 - [発] 11:10
 ↓ 10分 舗装道路
千歳山こんにゃく店[着] 11:20 - [発] 11:20

行動時間:1時間35分(休憩含む)

本日のおすすめ(お土産/温泉情報)

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