
薪ストーブも活用
只木さんより炊飯を任せられました。任せると言ってもお客さん用ではなく、自分たちが食べる分のお米です。
分量や器具が変わっても米を炊けることが山小屋生活の基本と言われています。これまでも山中で炊飯することは度々ありましたが、一定の美味しさで炊き上げるのはまた別問題です。
そこで今回は、蒸かし鍋(文化鍋)で炊飯します。実は前回、失敗(水が1カップ分少なかった・・・)している私としては、もう炊飯ミスは許されません。
音と香りの変化を見逃さないよう、鍋の前に張り付いて炊飯に集中します。
始めチョロチョロ中パッパ、
ジュウジュウ吹いたら火を引いて、
赤子泣いても蓋とるな、
最後にワラを一握り、
パッと燃え立ちゃ出来上がり。
この伝統的な炊飯技術口伝も参考に、そこそこ合格点の炊飯が出来ました。
ちなみに上記の炊飯技術口伝は、火加減ではなくお釜で炊いた際の『音』を表しているそうです。(※諸説あります)