峠で見つけた小さい春。

2016年4月16日

小さい春

桜の季節も終息を迎え、桃の花で華やかだった景色もだいぶ落ち着いてきました。

ただ、これは麓の話。場所によって残雪、凍結箇所のある山中では、春の訪れにもう少し時間がかかりそうです。

そんな山中にある丸川峠ですが、一足早く春を感じさせるモノを見つけました。

一枚の桃の花弁です。

麓から春風に吹かれて舞い上がり、標高約1700mの丸川峠へと春を告げにやって来た桃の花弁・・・。いい歳したオッサンの私ですが、ちょっと嬉しくなる発見です。

とは言え、前々から只木さんに話を聞いていたので、この発見は意識して足元に注意を払っていた結果です。意識しなければ一枚の花弁なんて素通り必至な私。何なら知らずに踏みつけて屁とも思っていないでしょう。

こんな私ですらときめいてしまう嬉しい発見ですので、ホッコリしたい方は是非探してみてください。そして発見した際には、いい歳のオッサンであったとしても人目をはばからずときめいてください。

春ですから。

苔からバイカオウレン。