下山しながら根切り。

2016年3月27日

荷物が邪魔・・・。

本格的な登山シーズンが到来する前に、山道整備として根切り作業をしながら下山します。

『根切り』とは読んで字のごとく、山道で足を引っ掛けそうな木の根っこを切る作業です。本来であれば自然のままの状態が好ましいかもしれませんが、『登山道』と銘を打っている以上、転倒事故防止のためにある程度の整備が必要になります。

ただ、手当たり次第に根を切ってしまってはいたたまれません。中には切ってはならない場所もあるため、必要最低限の範囲を見極めての作業となります。

山歩きを始めて間もない頃は、木の根っこにつまずいたり滑ったりすることが多々ありました。その度にヒヤっとさせられたものですが、登山経験を重ねて安定して歩けるようになってきました。それでも『登山道』を歩いている限り、山道整備の恩恵を受けていたことは間違いありません。

そんな私が山道を整備する側になるとは。

自然の状態を考えると複雑な気分ですが、これまでたっぷりと恩恵を受けていた身として整備させていただきます。