反射してヒカリゴケ。

2016年6月11日

今日はよく光って(反射して)ます。

丸川荘付近には見事な苔群が見られる場所があります。早朝でも夕刻でも、快晴の日でも霧の日でも雨の日でも、その状況に応じて独特の雰囲気を楽しませてくれる個人的なおすすめスポットです。

その中には希少なコケ植物であるヒカリゴケもあります。

数多くの種類が存在して判別が難しいコケの世界において、ヒカリゴケは比較的有名ではないでしょうか。ただ、私などは漠然と「光るのだろうなぁ」程度の認識です。そこで大事なところを少しばかり調べてみました。

結果わかったのは・・・、ヒカリゴケは自力で発光しません!

ヒカリゴケの表面にある球体状の細胞がレンズの役割となって、わずかな光を反射させて発光しているように見えるのです。そして、胞子から発芽して間もない時期ほどよく光る(反射する)そうです。

つまり、反射あってのヒカリゴケです。