ヤナギラン移植。

2016年5月2日

伸びろ、ヤナギラン

十数年前は数多くの花が咲き乱れていた丸川峠。今ではその華やかさが失われつつあります。

その一番の原因は増え過ぎたシカです。

温暖となった気候変動もひとつの要因としてありそうですが、シカ対策のネットや電気柵で囲うとその植生の違いは明らか。やはりシカによる食害が一番の原因となっています。

丸川荘の前では、一頃の華やかさを取り戻すために、少しの区間を電気柵で囲ってヤナギランを移植しています。柵の効果で昨年は60株程のヤナギランが花を咲かせ、今年は100近くの芽が出始めています。種が飛んだのか、柵の外にも芽が出ています。ただ、柵の外ではたちまちシカに食べられてしまうので、柵内に植え替えもします。

さて、今年はどれだけ花を咲かせるか。

ちなみにヤナギランの開花時期は7~8月頃。
そして、食べると美味いとの情報も・・・ゴクリ。(本末転倒)

ヒメイチゲ