北アルプスで大人気の涸沢。
これまで混雑するイメージが強く、意識的に避けてきましたが覚悟を決めて行ってきます。
晩秋でシーズンも過ぎているので混雑しないといいのですが・・・。

上高地バスターミナルから出発します。
思ったより混雑していません。と言うか、登山者はほとんどいません。

梓川沿いに河童橋へ。

正面に穂高連峰の稜線が見えてきました。

涸沢に行く前にヨメの希望により寄り道。

目的はコレです。

そして、早くもカフェ休憩。

さ、歩こう。

静かな晩秋の雰囲気の中、涸沢目指して歩き始めます。
上高地から涸沢まで6時間ほど。
大人気とは言え、気軽に行ける距離でもないです。
この時期はいつ雪が降ってもおかしくないので念のためアイゼンも持参です。

この辺りはまだ秋の装いです。

秋色の明神岳。

明神分岐を通過。

徳沢のキャンプ場まで来ました。

MICHIKUSA SHOPで道草中のヨメ。

秋晴れの明神岳を眺めながら歩き続けます。

涸沢の登山口となる横尾大橋に到着。
ここで昼食休憩。

こちらが私のメニュー。

そして、こちらがヨメ。
女性は食に対する熱意が違いますね・・・。

では涸沢に向けて登り始めます。

横尾沢沿いに進むと対岸に屏風岩が見えてきます。

そそり立つ屏風岩。
更にテクテクと歩くとケモノの気配が・・・。

山道脇にいたのは毛繕いする猿。

くつろぐ猿。

そして、背中で語る猿。
野生猿の人慣れが進んでいるため、餌付けや接近はしないでください!

屏風岩の岩壁を横目に歩き続けること1時間。

横尾沢を渡る橋まで来ました。

横尾本谷を詰めた南岳方面。こちら、一般山道はありません。

奥穂高岳と涸沢ヒュッテが見えてきました。
見えてからが結構長い・・・。

まだ着かないなぁ。

冬支度が整った涸沢ヒュッテに到着しました。

奥には涸沢小屋も見えます。

涸沢ヒュッテには使い込まれた山道具が展示されていました。

テント利用の札を受け取って国設涸沢野営場へ。
ちなみに過去の国設涸沢野営場の様子はこちら。

激込み!!(2014/9/14吊尾根から撮影)
で、本日の国設涸沢野営場はこちら。

・・・。
山小屋営業期間中の『涸沢=常に混雑』は私の幻想でした。
シーズン外れだし、そりゃあそうか。

涸沢からは常念山脈が見えます。

穂高連峰の岩稜に雲が掛かり始めています。
風が強く、雨も落ちてきたのでテントへ逃げ込みます。

テントを叩く雨風の音を聞きながらくつろぎの時間。

そして、ヨメが上高地から大事に持ってきたアップルパイを頂きます。
明朝まで雨があがるといいなぁ。
では雨風の音を聞きながらおやすみなさい。