山で焙煎。

2017年8月19日

まちまちな焙煎具合

『登山』は山頂を目指すだけではありません。近年では山道が整備され交通の便も良くなったためか、山頂そっちのけで様々な登山スタイルを楽しむ方が増えているように感じます。

草花を愛でたり、山で調理したり、オシャレなウェアに身を包みスタイリッシュに散策したり。

もちろん登山に対する心得や準備は言わずもがなですが、説教じみた話はさておき、楽しみ方の多様性は登山だけではなく山小屋の利用方法も同様です。縦走途中の宿としての目的だけではなく、もの思いにふける、静かに本を読む等も、心のゆとりを感じさせるステキな利用方法です。せっかくなので私も山小屋で贅沢な時間を過ごしてみようと思います。

さて、取り出したるはガスバーナーと100均のザル、そして地元の喫茶店で頂いた珈琲の生豆(100g)。
そうです、珈琲豆の手焙煎です。

珈琲豆の焙煎は技術職と理解しているので、日常で美味しいコーヒーを飲むなら焙煎専門店にお任せの私です。ただ、本日は贅沢な山小屋時間の使い方として、煎り立て、挽き立て、入れ立ての『3立て』を満喫する算段です。自然の中で自分で煎った豆でコーヒーを入れりゃあ、どんな状態でも美味しく感じるはず。

早速、簡単なイメージトレーニング(?)をしてから手焙煎開始。

爆ぜろッ!

そう思いながら15分程で焙煎終了。案の定、まばらな煎り具合となりましたが、私の知っている珈琲豆っぽい色にはなりました。あまりに焦げた豆は除けて飲む分だけ挽きます。ハンドドリップで入れます。飲みます。

ふう。

『美味しい』という言葉はあえて使いませんが、非日常的な贅沢な味がした気がします。

生豆状態