テレビと炎。

2017年5月3日

燃えろよ燃えろ

「テレビは現代の焚き火だ」

登山者との会話の中で飛び出た言葉です。

焚き火や薪の炎には不思議な魅力があります。そこに答えや見返りが無くても、時間を忘れて見続けていたい気持ちになるのです。これと同様に見入ってしまうのが、見るつもりもなく映っているテレビです。

何をするでもなく炎を眺めていた古代の記憶が蘇るのか、チラチラと映るテレビ画面に釘付けとなるのは、そこに炎の姿を見出しているような気がしてなりません。この世知辛く忙しい世の中において、何も考えずにいられる時間を無意識のうちに欲しているのでしょう。

以上、テレビ番組制作に関わる全ての方からお叱りを受けそうな言葉でした。

※見たい番組はちゃんと見てますよ!