その昔、今で言う『木賊山』『甲武信ヶ岳』『三宝山』の三山は『三方山』の総称で呼ばれていました。
その三方山を縦走してきます。
早朝の西沢渓谷駐車場から出発。
では行って参ります。
なれいの滝。
山ノ神を祀る小さな祠に安全登山を祈願します。
近丸新道から入山。
この辺りは珪石採掘地だったためか、白い石(珪石?)が散らばっています。
廃坑となっても残置されている古びたレール沿いに歩きます。
近丸新道は所々に崩れている箇所があるので降雨後などはおススメできません。
謎の跡地を通過。覗くと何かが飛び出てきそう。
ヌク沢の砂防ダム。
ヌク沢を渡ります。頼りない橋だ・・・。
ここから尾根の急登に取り付きます。
おそらく珪石の塊。(鉱石知識ナシ)
お隣の尾根は既に夜が明けています。
こちらも夜明け。あったか・・・いや、暑い!
残雪のように散らばる珪石を踏みしめて登ります。
しゃくなげトンネルが出現。
徳ちゃん新道と合流しました。
標識にはキツネのワンポイント。
ダシも出ないくらいにしゃぶりつくされた何かの骨。
ここから気温は下がり、残雪が目立ってきます。
ガリガリに凍りついた山道を慎重に登ります。
主稜線に乗ったかな。
奥秩父の山々が広がります。
ツイストした樹木。この付近の主っぽい雰囲気です。
一つ目の三方山『木賊山』に到着。
次は甲武信ヶ岳、次いで三宝山を目指します。
鞍部の甲武信小屋。来週の営業再開に向けて雪掻き作業中。
甲武信ヶ岳山頂までもう少し。
二つ目の三方山『甲武信ヶ岳』に到着。『日本百名山』の文字が眩しい。
山頂からは素晴らしい眺望が広がっています。
国師、金峰方面。
八ヶ岳。
そして北側にどっしりと鎮座する三宝山。
ここからは踏み跡ナシ。それでもご覧の通り山道は明確です。
樹林帯を割って一直線に伸びる山道をモーゼ気分で突き進みます。
広々とした三宝山山頂に出ました。
三つ目の三方山『三宝山』。『埼玉県最高峰』の文字が熱い。
ふわぁ、疲れた。
山頂からは樹林帯越しに見晴らしの良さそうな三宝岩が見えます。
当然、三宝岩へ行ってみます。
神々しい三宝岩。
眺望も申し分ありません。
すぐ崖なので注意して。
三方山縦走を終え、三宝山にも満足したのでボチボチ帰ります。
巻き道で甲武信小屋へ。(この時期は雪の状態に注意して下さい)
甲武信小屋にある慰霊碑前に出ました。
まだ営業していない甲武信小屋。
お昼時で雪掻き作業は中断され、中からはギターの音色だけが聞こえてきます。
外のベンチをお借りして昼食休憩。
お湯を注いで3分を待っている図。
さて、木賊山を登り返して帰路に就きますか。
ハア、ハア・・・。
キツネのワンポイントを見て下り始めます。
分岐点まで下りました。もう暑いくらいのポカポカ陽気です。
帰りはこちら。そして、またキツネのワンポイント。
寂しげな尾根を下ります。
シャクナゲの道。
放置したらゴミ、持ち帰れば立派なギア。と言う事で頂きます。
木の葉かと思いきや蝶。
下りは続くよ何処までも。
どういう育ち方をしたのだろうか。
無事に下山しました。
ヌク沢でちょっと一息。
無事な下山を報告。
西沢渓谷駐車場に到着。お疲れ様でした。
ちょっと下った所の桜はイイ感じで咲いていました。
最後は『笛吹きの湯』へ。市民プライス200円で入浴して帰ります(甲州市民も可)。
長い行程でしたがペース厳守のおかげで良い具合の疲労感で山行を終えました。
甲武信小屋に宿泊して周回するのも悪くなさそうです。