小金沢(大菩薩)連嶺の北端に位置する鶏冠(けいかん)山へ行ってきます。
早朝、下山地点となるゲート手前の駐車場に車を停めます。
(ちなみに上日川峠までの林道は開通しています)
ここから鶏冠山の登山口となる柳沢峠まで舗装道路を10キロ程歩きます。
まあ何というか、我ながらモノ好き。
頭上には見事に割れた半月。
穏やかな表情のお地蔵様に見送られます。
雲峰荘前には『甲州弁こみち』なる通りがあります。甲州弁が書かれた板の裏に訳が書いてあります。
例えばこう。
甲州弁。
訳。
ちょっと楽しい通りです。
蛇行する舗装道路の先を眺めます。まーだまだ遠い。
綺麗に見える富士山を励みに歩き続けます。
2時間掛けて柳沢峠に到着。
握り飯(塩多め)で腹ごしらえ。
さ、ようやく入山です。
お散歩感覚で陽の差す樹林帯を歩きます。
虫食いだらけ。
この辺りは『ブナのみち』として散策路になっています。
こんな感じです。
数日前に積雪がありましたが問題なし。
存在感ある樹木が所々に見られます。
触れると何だか安心します。
六本木峠の分岐。まずは鶏冠山方面へ。
途中、林道を渡ります。
なだらかな山道を進みます。
おお、存在感ある樹木が降臨。(写真ではイマイチ)
一応、ここも鶏冠山?(この先にある鶏冠神社に山頂道標があります)
たぶん、ここは黒川山(鶏冠山東峰)山頂。
鶏冠山西峰への登り。この区間だけ急登なので注意。
空が青い。
午前中ならではの空気感。
鶏冠神社奥宮のある鶏冠山西峰に到着しました。
正面には威風堂々たる姿の大菩薩嶺と富士山。
多くの山は見る位置によって印象が異なりますが、大菩薩嶺はここからがカッコイイ。
でも南側はすぐ崖なので気を付けて。
久し振りに自撮り。
うーむ、崖感が今一つ・・・。もう一度、違うアングルで。
伝われ、この崖感。
景色に満足したところで引き返します。
黒川山から尾根伝いに歩いてみましたがほぼ獣道。そして、鹿の糞だらけ。
そんな中で色鮮やかなルリビタキを見かけました。
またしても存在感ある樹木。
六本木峠まで戻ってきました。
ここからはこれまでの大菩薩嶺のイメージとは異なる雰囲気になります。
岩と苔の世界。
清涼感ある空気で満たされています。
まだ残雪はありますが普通に歩ける状態です。
平らな岩が積み重なった不思議な場所も。
天庭峠。
寺尾峠。
苔に覆われた岩の回廊が続きます。
潤い溢れて雪解け水が滴り落ちます。
珈琲・・・いや、丸川荘が見えてきました。
無事な到着に感謝。
持参したお菓子と挽きたて珈琲を頂きます。って既に珈琲飲んじゃってる。
珈琲と山行に満足して下山します。
下山地点の丸川峠分岐駐車場に到着。お疲れ様でした。
大菩薩嶺エリアは、大菩薩峠や雷岩だけではなく鶏冠山や六本木峠~丸川峠の区間もおススメですよ。
ついでに、麓は桃の花が咲き誇る良い季節になっていますよ。