3時起床。
心肺機能の弱い私ですが今のところ高度障害はありません。
ただ、過度な息切れは高山病のもとになるのでゆっくりペースで次なる宿泊地である冷池山荘を目指します。
ネパール語で言うビスターライ(ゆっくり)歩きで後立山連峰縦走2日目スタート。
五竜岳から御来光を拝むため、暗い内から出発です。
足元を照らして確実に登ります。
クサリ場も少々。
夜明け前の五竜岳。
夜空の深い蒼との境目がクッキリ。
五竜岳山頂付近の分岐点に到着。
朝焼けが始まりました。
山頂には御来光待ちの人々が集まっています。
立山連峰を背景に五竜岳山頂。
夜明け前の剱岳。
八峰キレットと双耳峰の鹿島槍ヶ岳。本日の越えるべきルートです。
遠くには富士山も。
静かに御来光が訪れます。
五竜岳からおはようございます。
立山連峰にも朝日が当たり、五竜岳の影(?)も延びます。
今日も一日よろしくお願いします。
では鹿島槍に向かって出発。
まずはザレ場を一気に下降。
縦走路は富山側なのでこの時間帯はほぼ日陰です。
アップダウンを繰り返して最低鞍部を目指します。
爽快な景色を見ながら休憩中。
アップダウンで心肺機能が弱ってきた・・・。
とは言え、足元の注意を怠ってはいけません。
一輪だけ見かけたチシマギキョウに励まされ、
イワヒバリ(?)のさえずりにも励まされて進みます。
ハシゴを登って岩場を越えます。
黙々と鹿島槍槍ヶ岳へ向かいます。
剱岳をバックに北尾根ノ頭。
鹿島槍に近づいた・・・気がしない。
最低鞍部の口ノ沢のコルまで来ました。
落石に注意して登ります。
頭上注意。
振り返れば重量感のある五竜岳。
やはり落石に注意して登ります。
八峰キレット小屋まであと25分ッ!
鹿島槍に近づいた・・・気が少しする。
ザレ場を下ってあと15分ッ!
ハシゴを登ってあと10分ッ!
頭上では昨日負傷した登山者を収容中でした。
救助された登山者は骨折だけで命に別条はなかったそうです。
ともあれ明日は我が身。気を引き締めます。
ようやく見えた八峰キレット小屋。
到着しました。
本日の行程ではココが中間地点。
休憩できたので改めて鹿島槍ヶ岳へ向けて出発。
早くも写真撮影と言う名の休憩。呼吸を整えます。
八峰キレットの核心部へ。
狭い岩場を渡ります。
整備されているため比較的安心感があります。
頭上は岩壁。
ようやく鹿島槍ヶ岳への登りです。
八峰キレットを越えて鹿島槍ヶ岳北峰/南峰に架かる吊尾根に乗りました。
さあ、快晴の鹿島槍ヶ岳(北峰)山頂へ。
鹿島槍ヶ岳北峰に到着。
本日越えてきた後立山縦走路をしみじみと眺めます。
そして雪渓の残る深い谷を悠々と見下ろします。
南側には槍・穂高連峰、そして明日に登る爺ヶ岳が望めます。
続いて鹿島槍ヶ岳南峰へ向かいます。
本日の険しい登りはこれで最後。
呼吸が乱れながらも登ります。
来たぞ、鹿島槍ヶ岳(南峰)山頂っ!
後立山縦走路の富山側の裾野。
そして長野側。
最後は呼吸を激しく乱しましたが、素晴らしい景色を得て大満足です。
ここからはこれまでの険しさとは変わってなだらかになります。
疲れてますがこの景色のように心穏やか。
立山連峰を見ながら歩きます。
本日最後のピークとなる布引岳。
到着。
あとは爺ヶ岳を正面に見ながら冷池山荘のテン場まで歩きます。
秋色へ染まり始め。
こちらはすっかり秋色。
冷池山荘のテン場に到着しました。
冷池山荘でテン場の申し込み。
この冷池山荘からテン場までは地味に遠い・・・。
なので何度も往復しないよう、一度に用事を済ませます。
給水所はこちら。
テントに戻って靴脱ぎの儀式。
解放っ!
山々を眺めながらテントで昼寝の図。
明日は爺ヶ岳を登って扇沢へ下山します。
おや?槍の先っちょかね。
夕暮れ前に早目の夕食。
立山連峰に夕暮れが訪れます。
爺ヶ岳の上にはお月さま。
落日。
東の空には本日最後の光が射し込みます。
お疲れ様でした。
よっしゃ、テント内でスナックタイムだっ!
ニューヨークマヨネーズとはどえらいスナックだぜ。