奥秩父の笠取山へ行ってきます。
笠取山は3つの河川の分水嶺でもあります。
作場平口から出発。
本日は非の打ち所のない快晴です。
穴埋めのお題と化している看板。
解説も設置されているので勉強になります。
冷たく透き通った空気感が心地よい。
一休坂分岐からは尾根を選択。
霜柱がにょきにょき出てます。
どんぐり帽子。
積雪はあっても穏やかな天気で歩きやすい。
コガラ?何にしても丸っこくて可愛い。
日陰では氷の造形が楽しめます。
笠取小屋までラストの登り。日陰は凍って滑りやすいので注意。
水場。まだまだ凍らず出ています。
まだ誰もいなくて沈黙の笠取小屋に到着。
上空には猛禽類らしき鳥が旋回しています。
もの凄く綺麗な笠取バイオトイレ。東京都税の力です。
改めて笠取山へ向かいます。
直立の霜柱。
途中には『小さな分水嶺』があります。
ここは多摩川(東京方面)、富士川(山梨方面)、荒川(埼玉方面)の起点となっています。
そして、奥に見えるのが・・・
本日の目的地、笠取山です。
その昔、焼き畑による山火事で禿山になっていたそうです。
今ではここまで復活。
・・・何だか落ち武者っぽい。
抜け毛の気になる40男としてシンパシーを感じます。
再度、笠取山。
もう落ち武者のイメージから離れられません。
哀しいイメージに負けず、笠取山を登ります。
笠取山に登頂。
大きな落ち武者(笠取山)に小さな落ち武者(私)が立つ。
山頂からは周囲に広がる大絶景が展開されます。
奥秩父主脈縦走路が国師ヶ岳へと続いています。
その名の通り白き雪をまとう白根三山。
そして丁度いい積雪具合の富士山。
視界がクリアなので景色も鮮明です。
続いて最高地点としての笠取山へ向かいます。
こちらは岩場になるので要注意。
笠取山山頂です。
シャクナゲのトンネルをくぐって下降します。
縦走路に合流したので笠取小屋へと戻ります。
途中には水干があります。
『水干(みずひ)』とは源流の起点となる場所で、ここでは多摩川の始まりとなる最初の一滴がみられます。
何ィ?最初の『流れ』も見られるって?
こちらが多摩川の最初の流れです。
頭上に見える水干の一滴から早くも小川となっていました。
昼食をとるために笠取小屋まで戻ります。
本日の昼食。
食後は笠取小屋の方と談話。
小屋内に散乱する懐メロレコードが良い雰囲気です。
さて、下山します。
帰りは沢伝いのルートで下山します。
水干の一滴は小川となり、
水かさを増し、
水勢も増しながら、
時には湧き水とも合流して、
下山する頃には立派な河川に成長します。
水干の一滴を見たことで水に対する意識が高まった気がします。
穴埋めお題の看板まで下山しました。私が思いついた穴埋め言葉は・・・。
抜け毛?
何だ、そっちか。
帰宅途中にこちらへ寄り道。
『名水わらび餅』は分水嶺の山行帰りに持ってこいのお土産です。
お土産に喜ばれそうな高級感です。
最後はやっぱり温泉。近所の『大菩薩の湯』に市民プライスで温まっていきます。
快晴のよい山行でした。